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AI時代のフェイクとは? 前編 (芳賀 達彦)

最近ではAIのニュースを耳にしない日はないと思います。急激なテクノロジーの進化によりAIはこれまでのITの進化速度を上回る速さで進化しています。 ほんの数か月経っただけで、AIが出来ることが増えていて驚くばかりです。

 

AIの普及により、「フェイク」も増えています。少し前は画像(静止画)や動画の顔を差し替える程度でしたが、今では写真から動画を生成することや、音声を自由に書き換えることが出来ますし、サンプリングすれば声も誰かに成り代わることが容易になりました。
これらを利用した詐欺や、ネガティブキャンペーンなどが増加しています。

  • 大統領に代わってコメントするような政治的なフェイク動画や選挙のネガティブキャンペーン

  • 見たことのある有名人が投資や商品の紹介をする画像や動画を使った偽広告

  • 音声なりすましを使った高度なオレオレ詐欺や、上司や警察に成りすまして指示を与える詐欺

  • 知人やアイドルの写真を加工した性的なフェイク画像や動画

このようなフェイクの事例は枚挙にいとまがありません。

フェイクに流されないためには、AIの技術でこんなことが出来るということを知ることがスタートになると考えます。

写真でも動画でも電話などの音声であっても

「目に見えるものが真実とは限らない」(どこかで聞いたセリフですが)

「デジタル情報である以上、いくらでも加工できる」

ということを常に頭の片隅に入れておくことが大切ではないでしょうか。