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【疑う力・創る力】「世界に挑戦する人を支えたい」渡米からまもなく4年 ドラマーYOYOKAさん(16)が人を勇気づけるワケ(岡田 豊)

「これから挑戦する方々の支援やサポートが増えてほしいなと思いまして。自分が体験したのでそれを。全く支援がないのを。私が最近できた夢として将来は自分が支援する側にも回りたいと」。

6月。取材したドラマー、YOYOKA(よよか)さん(16)は、こう語りました。裕福な家庭でなくても若い才能が世界に挑戦できる支援が日本で広がってほしい。彼女はこう願っています。そして、自分のこれからの夢として、「世界に挑戦する若い人を支えたい」と言います。

YOYOKAさんは、1歳半でドラムを叩き始め、ニューズウィーク日本版の「世界が尊敬する日本人100人」に史上最年少の9歳で選ばれました。次第に世界のアーティストから認められるようになり、「天才ドラマー」と言われるようになります。

「世界に挑戦したい」。そう決意して、北海道から渡米することを決めた12歳のYOYOKAさんと家族を成田空港で見送ったのが2022年。あれから4年近く。あの旅立ちの時、不安と期待が入り混じった表情は忘れられません。その後、アメリカでは想像もしなかった苦難の日々。それらを乗り越えてきたYOYOKAさんと家族。6月に都内で再開した時、顔に少し自信がにじんでいるように感じました。

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アメリカから来日したYOYOKAさんが初の著書を記念した講演会に臨みました。その後にはライブ演奏。この日、私は取材で一日、空間を共にしました。その空間はなぜか心地よいものでした。まるで、ぬるめの温泉につかっているような、そんな感じでした。彼女が叩くドラムも、ドラム自身が喜んでいるように聞こえます。
 
「謙虚さがずっと変わらないんですよね~」。ライブ会場でYOYOKAさんの女性ファンが私にこう話しかけてくれました。YOYOKAさんのファン層は老若男女。多様です。アメリカの暮らしは、日常的なハプニングに加え、物価高などもあり、今も「いっぱい、いっぱい」でしょう。そんなアメリカという世界の音楽の舞台で挑戦を続けながらも、謙虚。厳しい環境下で、謙虚な姿勢で挑んでいく。そうした姿が、私たちを勇気づけ、心地よくさせてくれるのでしょうか。

ところで、世界に挑戦しようとする日本人は減っているもしれません。日本学生支援機構の調査によれば、日本人学生の海外留学者は、2024年度で9万1054人。増加率は2.1%と鈍化しています。1カ月未満の短期留学は5.7%増ですが、それより長い期間の留学数は減少しています。国力の低下。円安。内向き志向…。そうした背景が影響しているのでしょうか。

こうした中にあって、世界に挑戦する人を後押ししたいという夢をYOYOKAさんは掲げました。決断を後押ししてくれる何かがあれば、一歩前に出る日本人が増えるかもしれません。

話を広げてしまうと、日本国内在住者のパスポート保有率は2025年末時点で約18.4%。アメリカ(約42%)やヨーロッパ各国(60〜80%台)と比べると格段に低い水準です。世界と関わり、世界に踏み出す日本人であってほしいなと思います。

「世界一のドラマーになる。音楽を通じて一人でも多くの人の心を救いたい」。YOYOKAさんは著書でこう綴りました。その意味を聞いたら、次のような言葉が返ってきました。「自分が色んなミュージシャンや音楽に救われてきたので、私も1人でも多くの人を、音楽を通して、ドラムを通して、救いたいという思いが昔からあって…。それはずっと頭で考えながらいつも演奏をしています」。

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https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000509941.html

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