公立中学校で「働く人の話を聞く会」に参加させてもらいました。そこで、ちょっとびっくりしたことがあります。6月。当日は、様々な仕事をしている大人が集まり、生徒のみなさんに向き合いました。生徒はグループに分かれて、「様々な仕事をしている大人」のそれぞれの教室に集まりました。私は「報道の仕事」を語る担当です。
冒頭、私は生徒たちに次のような質問を投げかけ、挙手してもらいました。「日本はこれからどうなるか。①良くなる、②悪くなる、③変わらない」。ざっくりした投げかけです。結果は・・・75%の生徒が「②悪くなる」を選びました。私からは事前に何の材料も情報も提供していません。多くの生徒たちが「日本はこれから悪くなる」と感じていたのです。
ちょっと、びっくりしました。でも、日本のムードをよく感じ取っているなと感心もしました。みなさんの周りの若い人たち、子どもたちは、どう感じているのでしょうか。「この日本を大人が何とかしなければならない」。あらためてそう実感しました。
「報道の仕事をしていて良かったことは何ですか?」「辛かったことは何ですか?」。生徒たちは教室の一番前に座り、キラキラした目で質問してくれます。この場で、もちろんウソはつけませんし、忖度もできません。本気で話しました。メディアの歪んだ部分。社会からマスゴミと批判される中で、どう葛藤しているか。偽善と言われても「世のため人のため」に働こうとする人間もいることも…。
「働く人の話を聞く会」は、私にとって「働く使命を確認する会」になりました。キラキラしたあの真っすぐな目に背中を押され、勇気をもらいました。生徒のみなさん、ありがとうございました。