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【疑う力・創る力】米国が日本を敵国視?「日本の自立」へ自考の時(岡田 豊)

9月24日、ワシントン。米中首脳会談の前後のトランプ大統領と習近平国家主席の言葉から読み取れる大事なことを記したいと思います。それは、日米同盟のカタチがこれまでと変質しつつあるのだろうということです。戦後81年。日本人はそろそろ目を覚まし、国家としてアメリカから“自立”することを一人ひとりが真剣に自考しなければならないということです。
 
■アメリカ トランプ大統領
「共通の利益の追求は多くの違いを乗り越えて両国民を結びつけ、第2次世界大戦において私たちを同盟国にした」「(第2次大戦当時、中国で日本軍と戦ったアメリカ人義勇兵の部隊フライング・タイガースを挙げ)力を合わせて戦争に勝利したように、習氏と私は今後も協力し続ける」。
 
■中国 習近平国家主席
「80年以上前、中米両国の国民は肩を並べ、日本軍国主義の侵略者に立ち向かいました。抗日戦争期間中、中国の軍人と民間人は数百もの米軍パイロットを救出し、数十万の命の代償を払いました。血と戦火の中で築かれた友情は、必ずや世代を超えて受け継がれていくでしょう」

 
トランプ大統領は日本を米中の敵国に見立てました。習氏へのリップサービスという面はあるかもしれませんが、戦後81年の歳月の中で、看過してはならない極めて異例の米大統領の発言です。この発言に込められたニュアンスを日本人はしっかりと考える必要があります。

日米が一緒になって中国に対峙する。こう思いこんできた日本人は多いことでしょう。それが、過去のこととはいえ、米中が一緒になって日本と対抗すると言わんばかりのトランプ氏の言葉。高市政権の面々も困惑していることでしょう。日本としては、米中首脳会談の前に設けられた日米首脳会談で、対中国の策をすり合わせたつもりでいたでしょう。目を覚まし、気付くタイミングが訪れたのです。

トランプ氏と習氏の言葉から日本人、日本国が自考すべきことを私なりに整理しました。日本人は、国を創り直すという覚悟と期待を持って臨む時が来たのだろうと思います。

①  日米同盟の概念を再構築し、新たな友好国、同盟国として捉える。「アメリカは日本を守ってくれる」という思い込みと依存心から決別。これまで日本は異質な立ち位置にあったと認識し、自立した国家運営に転換する。

②  中国を敵視するような発想を転換し、中国との新たな絆を構築する工夫と努力を進める。

③  米中の大国の論理に飲み込まれない。平和国家の日本は、世界の“調律師”として、自立国家として、世界の調和を進める中核国となる。
 
いかがでしょうか。上記のこれらを実践に移すことは難しいことではありません。国家とは自立を前提として成り立つべきものです。当たり前のことを淡々と実行すればいいのです。日本にとってはある意味、世界における存在感を高める絶好のチャンスが訪れたと私は捉えています。日本政府、議員の人たちの英断に期待すると共に、私たち日本人一人ひとりが自考し、こうしたリテラシーを高めていきたいと思うのです。

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